【レポート】コンテキストの理解と実践

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こんにちは!デザイナーの尾崎です。

今回は、6月22日(金)にUX DAYS TOKYOさんで行われた「コンテキストの理解と実践」に参加してきました。

前回のイベントに参加して不足しているなと感じたロジカル思考を鍛えられる!と参加して実感することができましたので、まとめと感想を共有します。

ちなみにですが、来月も同じくUX DAYS TOKYOさんで開催されている下記イベントに参加予定なので、参加しましたら共有します。

セルフユーザビリティテスト検定講座:UXDT(来月公開予定)
UX視点でのサイト改善検定講座(レイアウト編)(来月公開予定)

テーマ:コンテキストの理解と実践


UX(コンテキストを含む)を考慮したサイトかどうかを見分ける視点を身につけ、UXを取り入れたデザインの考え方を学び、UXの鑑定士になることを目指したイベント内容です。

UXを設計するには?


UX(ユーザー体験)=ユーザーのタスク+コンテキスト
・「いいね!」という体験をしてもらうには、ユーザーのタスク(目的)にあったコンテキストが大事

コンテキストとは何か?


文脈、環境、状況

(例)「街中でスマホを見ながら歩いている女性」の写真の場合はコンテキストは?
→正解:「~だろう」とつくもの以外
(「屋外」など。「日本」とかは本当に日本にいるかは写真からはわからないから不正解)

コンテキストを理解する7つの切り口


事前に共有していただいた「コンテキストを理解する7つの切り口」について、8つのグループに分かれて共有し理解を深めました。

第0回: コンテキストの落とし穴
第1回: 切り口-1: デバイス
第2回: 切り口-2: 環境
第3回: 切り口-3: 時間
第4回: 切り口-4: 行動
第5回: 切り口-5: パーソナル
第6回: 切り口-6: 場所
第7回: 切り口-7: ソーシャル

・近年ではこの7つ以外にも、「音楽」「匂い」などのコンテキストも加わってきている。
・コンテキストの優先順位は高くはない。サービス・商品に合ったコンテキストを見極めるのが大切。

モバイルユーザーの理解


スマホの登場でコンテキストも変わってきており、UXの設計には必要不可欠
・モバイルユーザーの特徴は、「Micro Moment(Googleが命名)」(知りたい、行きたい、したい、買いたい)
(例)夕飯何にしよう?→クックパットで調べよう!→今日の夕飯は30分でできるコレにしよう!

UXの手法


(1)Story Telling ストーリーテリング
・物語にすることでユーザーを理解することができる

(2)Customer Journey Mapカスタマージャーニーマップ
・「ステップ」「感情」「思考」「行動」「感情曲線」のうち「行動」がコンテキストに深く理解するのに大事

実践①:ストーリーテーリングから「タスク」と「コンテキスト」を見極める

以下を例に、「旅行検索サイトのサービス」というヒントの元、タスクとコンテキストを下記の状況になりきって考えました。

(例)43歳 男性 岩手実家 家族旅行
 

海の日の連休に弟家族の3家族(大人6名/子供3名)で旅行に行こうと企画した。 宮城の温泉で、7月14日から15日までの1泊2日の温泉旅行。車は3台利用して高速を使って移動する。
 

親父は足が不自由で車椅子のため、部屋にお風呂がついているか、家族風呂などの貸切風呂があるといい。できれば、施設はバリアフリーだとうれしい。3家族は別々の部屋だが、食事は一緒が良い。
 

私達夫婦には小学生の1人づつの男の子と女の子がいて、弟夫婦には幼稚園の女の子が一人いる。支払いは、両親の分も含めて弟夫婦と折半するが一度に申込みはしたい。予算は、大人2万円ほど子供は大人の半分くらい。

6月下旬の土日の休みを利用して自宅のタブレットでWebサイトを何軒か見て回っている。

正解:

<コンテキスト>
・自宅
タブレット
・休日
・6月下旬

<タスク>
・目的(それに関わる条件)

※上記以外にも、深読みすることでユーザーに最適なUXも見つけることができます。

実践②:ストーリからサイトを訪れ評価

上記の状況で、実際にWebサイトを見て回ってみました。

この時にも大事なことはやはり”ユーザーになりきる”ことで、下記の点に注意してみる。

・3家族は一度に宿泊できるか?
・検索条件入力は面倒ではない?
・「検索結果は0件です」はない?
・比較検討が複数ページに渡って面倒でない?

条件にあったサイトに辿り着けなかったり、文字が小さくて見辛いから離脱したり…と、意識して体験することで、各サイトの良い点・悪い点が見えました。

まとめ


・コンテキストを理解した上で、道具(ストーリーデーリング、カスタマージャーニーマップ、ユーザビリティテスト)を正しく使うことが大事。
・書籍だけではなく、実践を積み重ねることで「アハ体験=気づき」を得ることができ、より良いUXを生み出すことができる。

感想


ストーリーテリングの実践はとても面白かったと同時に、コンテキストはとても奥深いものだなと実感しました。 また、ユーザーのことを理解できているようでできていなかったなと痛感しました。

一方で、コンテキストを極めることができれば、デザインをする時に自然とユーザーのことを考えられるようになってより良いデザインができるのだなと思うと、とてもワクワクしました。

デザインする際には、7つの切り口とストーリーテリングを用いてたくさんのデザインをこなしていき、より良いUXを生み出せるデザイナーになっていきたいなと改めて思いました。